データで写真を残すメリット・デメリット

経年劣化を防げて整理も簡単になる

年配の方には写真はプリントした形で残すのが自然だし扱いやすいという理由で、スマホで撮影した写真を印刷し、その後、デジタルデータの方は削除してしまうという人もいるかもしれません。しかし、プリントアウトして残すよりも、データのまま残しておいた方がなにかと便利な面もあります。たとえば、デジタルであれば劣化しません。プリントした写真は色があせたり、あるいは保管状況によっては虫に食われてぼろぼろになってしまうこともありますが、デジタルであれば数十年前のデータであってもまったく変わりません。

また、整理が楽というのも大きなメリットでしょう。撮影日順に並べるということはもちろん、写真データを扱うソフトウェアの中には、AIによって同じ人が写っている写真だけを特定のフォルダにまとめるといったことが自動で行えるからです。

データが消えてしまったときの復元が難しい

一方、デジタルだからこそのデメリットも存在します。たとえば、アクシデントなどによってデータが消えてしまった場合、復元するのが難しいという点が挙げられます。印刷した写真であれば、もし水に浸かったとして見た目は劣化するかもしれませんが、写真自体は残りますし、元の見た目に戻すことも可能かもしれません。しかし、デジタルデータの場合、保存先のフラッシュメモリなどが水に浸かって壊れたら、専門業者に頼んでデータを復元してもらうしかありません。かなりの費用がかかるだけではなく、結局、復元できないという可能性も大いにあります。

ただ、この問題は工夫次第で回避が可能です。バックアップを取ればいいのです。この際、自宅にある機器とクラウドサービスなど、複数の場所にバックアップデータを保存するようにすれば、災害などのアクシデントでデータが消える可能性をより低くできるでしょう。